アラブ首長国連邦のドバイで16日記録的な大雨と大規模な洪水が発生した。
この雨と洪水の影響で広範囲の地域に被害がでており、交通機関にも乱れが生じている。
さらに今後も状態が悪化する見通しも。
◆洪水の被害は?
引用:Yahoo!ニュース
16日にドバイで発生した大規模な洪水の要因となったのは「ゲリラ豪雨」であるとのこと。
この降雨は12時間降り続け、ドバイ国際航空では100ミリ以上の雨量を観測したという。
また、東部の主要都市「アル・アイン」では250ミリ以上の記録的な雨量を観測している。
この雨量はドバイの年間総雨量に相当することから過去に類を見ない記録的な大雨であったことがうかがえる。
この雨の影響で洪水が発生し、道路が川と化し、家屋が浸水した。
中には道路が浸水したため、乗っていた車を放置せざるを得ない人が多数いたという。
旅客数が世界で2番目に多いドバイ国際空港は大雨の影響で30分程度離発着を見合わせており、これに伴いドバイ国際空港では運航ダイヤに大幅な乱れが発生していると発表した。
もともとドバイの気候は国内と同様で暑く乾燥している。
今回のような降雨は稀でインフラが豪雨を想定した構築となっていないことも今回の被害の拡大の要因ではないかと推測されている。
◆記録的な大雨の原因は。
引用:BIGLOBEニュース
今回のドバイの大雨は低気圧がアラビア半島とオマーン湾をゆっくりと通過し、そこに向かってアラビア海から暖かく湿った空気が流れ込んだことが原因で低気圧が大型の嵐に発達したとみられる。
隣国のオマーンとイラン南東部でも異常な降雨が観測されている。
そのうちオマーンでは鉄砲水で少なくとも17人が死亡する事態になっている。
この嵐にまで発達した低気圧は北東に進んでいて、現地時間の17日(水)にかけて、イラン東部やパキスタン西部でも雨が強まるとみられています。
これらの地域もドバイと同様で普段は雨が少なく、大雨による被害が懸念されています。
気候変動による、今回のような「ゲリラ豪雨」は今後も増えると予想されており、国としての対策が求められることでしょう。
◆大雨の影響で試合が延期
この大雨の影響で16日の夜に開催される予定であったAFCチャンピオンリーグ西地区の準決勝第1戦の試合の延期が発表された。
延期となった試合はアルアインVSアルヒラルで西地区準決勝を決める試合となっており、アルアインの本拠地である「ハッザ・ビン・ザイード・スタジアム」で行われる予定であった。
延期の試合は1日後ろ倒しとなり、現地時間17日(水)の午後8時にキックオフになったとのこと。
◆まとめ
今回ドバイで発生したような大雨は日本でも度々発生している。
日本は雨のほかにも台風や地震といった災害国であることから災害時のインフラは各国に比べ、手厚いものになっているが備えは常にしておいたほうがよいだろう。
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