皆さん、お宝硬貨ってご存じですか?
よく耳にするもので言えば「ギザ10」ですよね。
いまギザ10の他にもレア硬貨があるって知ってますか?
皆さんの財布にも眠っているかもしれないレア硬貨を紹介します。
◆まず「ギザ10」ってなに?
皆さんも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?
通常の10円玉硬貨の縁は滑らかになっていますが、この「ギザ10」という、10円玉硬貨は縁にギザギザの凹凸があります。
この硬貨は昭和26年(1951年)~昭和33年(1958年)の約7年間のみ製造されています。(昭和31年は製造していません)
これは当時の硬貨の最高額面であったことを示すために縁にギザギザがつけられたことが由来となっているようです。
◆「ギザ10」の価値ってどれぐらいなの?
ここが一番気になるところではないでしょうか。
硬貨も売り買いを行うときの対価としての役割はもちろんのこと、一部の界隈では硬貨自体も売り買いの対象になっています。
このとき重要となってくるのが、「硬貨の状態と流通量」です。
ものを売ろうとするときも状態がいいほど高値で買い取ってもらえるのと同じですね。
硬貨の状態というのは、そのままで製造された時と同じような状態のほうが価値があるものといえます。
そのため硬貨は保存状態によって、「完全未使用品」「未使用品」「極美品」「美品」「並品」のように評価が分けられます。
「完全未使用品」は表面の輝きが製造時の状態を保ち、摩耗や擦り傷、あたり傷が全くないもの指します。
今現在でこの評価を得るのはかなりハードルが高いでしょう。
普段の生活において見かけるギザ10はほぼ「並品」の評価を受けてしまうでしょう。
しかし価値が状態だけで決まるわけではありません。
流通量、つまり製造年も大きく関わってきます。
昭和26年、昭和32年~33年は製造枚数が少なかった年であり、希少性は高くなっています。
以上のことから昭和26年製造の未使用品であれば5万円以上の価値が付くものあります。
昭和32年~33年製造の未使用品であれば3万円以上の価値が付くものもあります。
ただ気を付けていただきたいのは、先ほども紹介した通り、状態がよくないもの(使用済み)の硬貨だと価値は一気に暴落します。
昭和26年製造の硬貨でも15円、昭和32年~33年製造の硬貨でも20円~70円ほどの価値になります。
これでも元の10円の価値よりも倍以上になっているのですごいことではありますが、未使用の価値と比較してしまうとどうしてもすごさがかすれてしまいますね。
そして他にもこのように価値のある硬貨が近年話題になっています。
◆キャッシュレスが進んで価値が出てきた?
近年、価値が上がっている硬貨があるのをご存じですか?
それは令和製造の1円玉硬貨です。
なぜ1円玉硬貨の価値が出ているのかというと、令和に入ってから極端にキャッシュレス化が進んだ影響で1円玉の発行がほぼなくなっているからです。
平成の間は20億枚を超える発行枚数でしたが、令和に入るとその発行枚数は50万枚ほどに減少しています。
先ほどのギザ10もそうですが、絶対量が少ないものには価値が付きやすい傾向にあります。
完全未使用の令和の1円玉は数千円の価値が付いた例もあります。
◆こんな硬貨も価値があります。
他にも「エラー硬貨」と呼ばれる硬貨にも価値が発生しています。
例えば、製造時のミスで穴の位置がズレたり、穴が開いていない5円玉や50円玉です。
他にも、硬貨の模様を刻印するときに模様がズレてしまった硬貨です。
◆まとめ
日々硬貨の価値は変動しています。
今持っているギザ10も令和の1円玉も数年後には今よりももっと価値のあるものになっているかもしれません。
硬貨に限った話ではなく、物の価値というのは絶対数に左右されやすくなります。
今あなたが何気なく使っている物も数年後には違う輝きを見せているかもしれません。
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