東京や先日では大阪をはじめとし、全国的に『はしか』の感染の拡大が確認されています。
拡大を続けるはしかとはどのような経路で感染し、そしてどのような症状があるのか。
また感染しないための対策を紹介します。
◆感染が相次ぐ「はしか」。
先日以降、日本各地にで感染の確認がされており、奈良県で感染が確認された男性は海外から入国したことがわかっており、この男性と接触履歴のあった別の男性も後日感染が確認されました。
また、3月1日に外国から帰国した大阪在住の男性もはしかに感染していることがわかり、この男性が搭乗していた飛行機から男女合わせて8人の感染が確認されています。
この飛行機に搭乗し感染が確認された大阪府の女性は東京滞在中に発症。
女性が利用していた新幹線及び飲食店等の情報を公開し、同時期に同じ場所に居合わせた人に対し体調に異変があった場合は詳細を連絡したのち、公共交通機関を使用せずに医療機関で受診するように呼び掛けています。
はしかは2019年に世界的に流行し、日本国内でも700人以上の感染者が報告されていますが、2020年も新型コロナの流行以降は年間数十人の感染程度でした。
◆「はしか」とその脅威。
はしかはウイルス性の感染症で感染力は新型コロナよりも強く、重症化すれば死亡するケースもあります。
はしかは主に感染した人の咳やくしゃみといった飛沫感染や接触による感染、空気感染などさまざまな経路で感染する可能性が高く、感染力が極めて強いため、感染者と同じ空間にいるだけで感染するリスクが跳ね上がります。
そもそもはしかはアジアやアフリカを中心に拡大していて、特に問題視されているのが「特効薬がない」ということです。
はしかは昔から「命取りの病気」と言われており、特効薬がないことから軽視してはいけない病気です。
さらに、周りに免疫のある人が少なく、感染対策が十分に取れない場合において、患者1人からどれぐらい感染が広がるかを示す「基本再生産数」は「12人~18人」とされており、新型コロナが「2人~3人」とされているのと比較するとその感染力の強さがわかります。
◆「はしか」の症状。
はしかの症状は主に、発熱や咳、発疹や目の充血があります。
感染してから症状が発症するまでのいわゆる「潜伏期間」が長く、数日後に発熱や発疹の症状があらわれます。
また、発熱がおさまるがそのあと再び発熱を繰り返すのも特徴の1つで40度近い高熱が長いときは1週間ほど続くこともあります。
さらに、感染による合併症として肺炎や脳炎を引き起こし、重症化するケースも確認されています。
はしかに感染した1000人のうち1人~3人の割合で、呼吸器や神経系で死亡するケースもあるのでしっかりとした治療や予防が大切です。
◆「はしか」の感染を防ぐために。
引用:驚愕の感染力「はしか」40歳働き盛りが1番危ない 無料でワクチン打てる人、自費でも打つべき人 | 健康 | 東洋経済オンライン (toyokeizai.net)
先ほども言った通り、はしかに特効薬はありません。
なので症状に応じた治療をしていくしかなく、ワクチンで感染を予防するのが1番の得策といえます。
ワクチンの接種に関しては生後12か月~24か月の間で接種する「第1期」と、5歳以上7歳未満で接種する「第2期」があります。
まだ接種が済んでいないお子様はかかりつけの小児科で接種を済ませることをオススメします。
また、既に定期接種(第1期、第2期)の年齢を過ぎている方はご自身の母子手帳等の記録で、自分がワクチンの接種が完了しているか確認してみてください。
もし、1回も接種記録のない方は医療機関での受信をオススメします。
◆まとめ
ウイルスは目に見えないからこそ特に注意が必要と思います。
基本的な手洗いうがいや普段から免疫力をつける食事管理も大切になるでしょう。
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