4月23日、午前11時45分ごろ、京都の清水寺周辺の産寧坂で桜の木が倒れました。
近くにいた62歳の男性が下敷きになり、腰の骨を折るなど重傷です。
倒れた桜の木は100年以上の歴史がある枝垂桜だということです。
◆京都清水寺で倒木
引用:TBS NEWS DIG
警察によると、京都の清水寺付近の産寧坂にある桜の木が倒れ、近くを歩いていた62歳の男性が下敷きになったとのことです。
下敷きになった男性は三重県の高校教師で今日は遠足の引率で京都を訪れていたとのこと。
この男性は下敷きになったことで、鎖骨や腰の骨など4カ所を骨折する重傷を負っており、全治数か月とのことですが命に別状はないとのことです。
倒れた桜の木は産寧坂に面しているお店の敷地内に植えられていたもので、完全に道をふさぐように形で倒れていたといい、この木は100年以上も前からある歴史ある枝垂桜だということです。
高さが約9メートルほどあり、桜の季節にはこの枝垂桜を見に訪れる多くの観光客の目を楽しませていました。
周辺の飲食店や土産物店が立ち並ぶエリアで午後3時の段階では倒れた桜の木の撤去作業が続いており、産寧坂は通行止めとなっています。
◆悲しみや不安の声が。
桜の木が倒れたとき、近くにいた人からは歴史ある桜の木の倒木に、「毎年楽しみにしていたので残念です」といった悲しみの声が寄せられている。
また、「ガッシャーンという大きな音がしたので振り返ったらこうなっていた。もし自分が下敷きになっていたらと思うとゾッとします」と不安な声も寄せられていた。
下敷きになった男性は・・・
木の下敷きになった男性は産寧坂を登っていたら「ボキボキ」という音が聞こえて、振り返った瞬間には自分のほうに木が倒れてきていたということです。
◆清水寺の怖い過去
日本が誇る屈指の観光名所で海外からの人気も高い、清水寺ですが暗い背景も存在します。
清水寺は奈良時代778年に修行僧の賢心が開山した、1200年以上もの歴史のある寺院です。
清水寺は何十本もの屈強な柱からなっていて、その高さは12メートルにもなり、これはビル4階に相当する高さです。
この清水の舞台では江戸時代から明治時代にかけて、234人もの人が飛び降りの祈願をした過去があります。
飛び降り祈願というものは『御本尊様に自らの肉体と願いを託し、この舞台から飛び降り命を落とさなければ、その願いは叶う』というもの。
このような馬鹿げた実際の話では、これまでに34人の死亡者が確認されていますが、生存率は約85%との高確率であったとされています。
これは舞台下の木々がクッションの役割を果たしていたそう。
◆まとめ
今回の倒木でけが人は出てしまったものの命に別状がなかったことは幸いなことである。
しかしその反面、歴史ある観光名所でこのような事故が起きるのは悲しいものがありますね。
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