関東甲信地方では、2月5日から6日の朝にかけての大雪の影響でさまざまな交通機関に遅れや運休、乱れが発生する可能性があると、各交通機関会社が発表しました。
今後の交通機関や天候の最新の情報を確認し、注意して行動するよう呼びかけています。
現在の各交通機関の運行状況や天候の状況は以下の通りです。
◆交通状況
・電車
都内の在来線は、2月5日23時時点では、ほぼ全線で30分以上の遅延や見合わせが発生しています。
また、JR東日本は一部の線区で始発列車から午前中の運転は見合わせるほか、遅延や運休等が見込まれると説明しています。
外出・帰宅の際は最新の運行状況を確認して余裕を持ち慌てず行動しましょう。
・高速道路
高速道路は現在関東甲信越、東海地方の広い範囲で通行止めが発生していると、国土交通省は発表した。
今のところ周辺道路で大規模な立ち往生の発生はなく、通行止めは除雪作業が完了し次第、順次解除される見通し。
しかし、首都高速特有の理由から除雪作業に時間を要する可能性があります。
その理由として、「路肩が狭い」ということが1番に挙げられます。
ビルが立ち並び、限られた区間に造られた首都高速はほとんどの区間で路肩が狭くなっています。
そのため、車道に積もった雪を路肩に寄せることが難しく、「寄せる」ではなく、「取り除く」という必要が生じます。
さらに一般道の上を走る高架区間においては、雪が高架下に落下しないように一層の注意を必要とします。
加えて高架橋は地熱で雪が溶けにくいという特徴もあります。
首都高は先ほどいった通り、ビルが立ち並んでおり、その影響で日陰になる箇所が多く存在します。
地熱と重なりさらに雪が溶けにくくなります。
また、今回の雪は湿っていて重たく、余計に溶けにくくなっているため時間が経過するほど凍りやすくなり、除雪作業の妨げになります。
高速道路を利用すると、かえって時間を要することになってしまいそうです。
・航空
空の便では、福岡発の羽田行きの便で日本航空は4便、全日空も4便が欠航、他の便でも欠航が発生する見込みがあるとのことで随時情報を確認してほしいと呼びかけています。
◆天候状況
引用: goo ニュース
気象庁は6日にかけて、『南岸低気圧』が発達しながら西日本の南岸から東北東に進む見込みで関東甲信越で山沿い・山地中心に大雪になり、平地でも警報級の大雪となるところがあると予測しています。
さらに気象庁は、これによる積雪や路面の凍結による交通障害、ビニールハウスなどの倒壊、架線や電線、樹木への着雪に注意を呼びかけています。
また、架線や電線への着雪で停電が発生する可能性もあるので飲食物の準備もしておくといいでしょう。
※南岸低気圧とは、本州南岸に低気圧が近づき、降水が雨ではなく雪となるパターンで、低気圧のコースや発達具合などによって、雪が比較的少ない太平洋側で降雪になること。
◆まとめ
遅延や運休、運転の見合わせ、高速道路や周辺道路の通行状況、空の便の航空状況など最新の情報を確認したのちに行動をすることをおすすめします。
いくつかの移動手段をリサーチしているといいでしょう。
雪による災害や停電が発生する可能性もあります。
多くなると予想されている関東甲信地方にお住まいの方は飲食物の確保や防寒グッズなど空腹・寒さをしのぐ物の準備をしておくと安心です。
できるだけ外出は控えて、最新の情報を確認してください。
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